昭和31年 森山病院旭町分院 開院

リハビリテーション医療を主体とした旭町分院

森山メモリアル病院としての開院は平成12年(2000年)ですが、現在当院が建設されている場所に約60年前の昭和31年に森山元一会長(故人)はリハビリテーションを主体とした病院、森山病院旭町分院を建設しました。

当時の森山病院は1日外来患者500人を超え、手術は年間800件を超える状態で緊急対応が必要な患者ばかりでしたので、リハビリテーションが必要な患者さんにとって、よりよい環境でリハビリを行う施設が必要と考え、現在のような特に規制のなかった時代に手術・治療などを主体とする急性期医療と療養・リハビリテーションを主体とする慢性期医療を分離した構想をもち、現在の森山グループの基礎を構築していました。

創設者 森山元一会長

旭町分院は病床数30床からスタートし、開院の翌年、昭和32年には60床に増床。さらに昭和42年には130床に増床してリハビリテーション医療の充実を図りました。現在にも通じる将来的な構想をいち早く取り入れていった旭町分院でしたが、当時の医療行政においてはまったく考えられていなかった部分であり、診療報酬、病院経営という観点からみると非常に厳しい状況であったと思われます。

そんな医療界の状況のなか、また施設の老朽化も相まって管理運営に不都合が生じ、昭和48年に森山病院(本院)を増改築、増床し機能の統合を図ることで、現代に通じるリハビリテーション施設の旭町分院は休院という形で一度幕を閉じます。

ですが元一会長はその時『制度変革で必ず分院の復活の時が来る』との言葉を残しています。

その言葉通り、休院から27年後の平成12年(2000年)4月、医療法の改正による急性期、慢性期病院の法的区分という医療制度改革に合わせて、2代目の森山領理事長により森山メモリアル病院として復活しました。この森山メモリアル病院という名前には、森山元一会長を記念してという意味が込められています。


森山メモリアル病院20年の歩み

ここからは、森山メモリアル病院としての20年の歩みを振り返ってみます。写真や年表などもご覧ください。

平成12年(2000年)4月 開院

開院から平成16年までの5年間

平成12年4月の開院からの5年間は、まさに当院の創設期であり、この時の取り組みや施設、事業所の開設が現在の礎として重要な役割を果たしています。

開院の目的にはリハビリテーション機能の強化という森山元一会長が目指した病院構想がありましたが、平成12年の介護保険法の施行と当時に開院した当院の使命はもう一つあります。それが在宅医療・介護の強化です。

開院と同時に各介護事業所を開設し、森山領理事長が森山病院で培ってきた在宅医療を受け継ぎ、それを発展させていくのも目的の一つでした。開院時の院長は現在名誉院長である梨木寛医師が務めており、病院としての使命を守り、職員の質の向上に気を配りながら開院から現在までその職務を精力的に行っています。

年表出来事
平成12年(2000年)4森山メモリアル病院開院  理事長 森山 領  院長 梨木 寛
療養型病床 92床 介護型療養病床 8床
居宅介護支援事業所開設
訪問看護事業所開設
訪問リハビリテーション事業所開設
訪問介護事業所開設
居宅療養管理指導事業所開設
在宅介護支援センター開設
平成136訪問看護ステーション開設
平成1310通所リハビリテーション事業所開設
平成169月 敷地内全面禁煙
平成1611居宅介護支援事業所を病院隣接地に移設
平成12年~平成16年までの5年間

平成17年から平成21年までの5年間

平成17年からの5年間は質の向上を目指した5年間といえます。

開院から5年間で基礎づくりを行った後、平成17年から新しく着任した中島進院長が基礎固めと更なる向上をめざし病院の質の改善と発展を目指しました。

通所リハビリテーション事業所の増築、デイサービスセンターの開設、病床数の増床、そして病院機能評価の認定やNST稼働施設の認定、また他の医療機関との連携として大腿骨地域連携パスの運用など病院の発展に尽力した5年間といえます。

年表出来事
平成17年1月 通所リハビリテーション事業所 増築
平成175梨木寛名誉院長 中島進院長 就任
平成176福祉村デイサービスセンター開設
平成18年2月日本医療機能評価機構の認定取得
平成184100床すべてを医療療養型病床へ
北星・旭星地域包括支援センター開設
地域支援センター開設
NST委員会・栄養サポートチーム発足
森山病院より8床を移動し、108床の療養型病院として運営
平成192日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)よりNST稼働施設として認定
平成198日本栄養療法推進協議会(JNCT)よりNST稼働施設として認定
平成2110旭川赤十字病院との大腿骨頚部骨折地域連携パス運用開始
平成17年~平成21年までの5年間

平成22年から平成26年までの5年間

平成22年からは開院より10年を迎え、継続して更なる質の向上を目指すことに加えて、当院の特徴であるリハビリテーションと在宅医療の機能をさらに充実させてきた5年間といえます。

回復期リハビリテーション病棟、リハビリテーション全日稼働、ロボットスーツHALの導入、そしてリハビリテーション科専門医の森泉茂弘医師の着任及び副院長就任によりリハビリテーション機能は道内でも有数の病院として現在に至ります。また2000年の介護保険法の施行と同時に開院した当院のもう一つの特色は在宅医療にありますが、その在宅部門の効率化と強化はこれからも地域社会から強く求められるものと思います。それにさきがけて各事業所の再編と強化があり、居宅介護支援センター(居宅介護支援事業所)の新設、訪問看護ステーションからの訪問リハビリの提供などが行われました。

そして職員の質の向上のため、患者サービス向上委員会、院内教育委員会の発足などがあり、部門を超え病院全体としてさまざまなことに取り組んできました。回復期病棟では回復期リハ認定看護師、回復期セラピストマネジャーの取得など職員や回復期病棟の質の向上にも気を配っています。

年表出来事
平成224森山メモリアル病院10周年
日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)よりNST稼働施設認定更新
平成22年6月 患者サービス向上委員会発足 入院リハビリテーション全日稼働開始
平成227回復期リハビリテーション病棟54床(3階病棟)運用開始
平成229日本栄養療法推進協議会(JCNT)よりNST稼働施設認定更新
平成232院内教育委員会発足
平成234日本医療機能評価機構 Ver6.0認定更新
平成235旭川厚生病院との大腿骨頚部骨折地域連携パス運用開始
平成236広報委員会発足
重心動揺計導入
平成244リハビリテーション科専門医 森泉茂宏医師着任
平成248日本リハビリテーション医学会研修施設認定
平成2412ロボットスーツHAL導入
平成254森泉茂宏医師 副院長就任
平成255訪問看護ステーションより訪問リハビリテーション提供開始
平成2613階病棟看護師 回復期リハ認定看護師取得
回復期担当理学療法士 回復期セラピストマネジャー取得
平成267森山メモリアル病院居宅介護支援センター開設
平成2610地域連携課新設
平成22年~26年までの5年間

平成27年から令和元年までの5年間

最近の5年間は、公益性の高い医療法人として医療体制の強化、地域支援・連携の強化、職員教育の強化により病院・事業所の運営を活性化し、地域の皆様により良い医療・介護を提供することに力を注いできました。

近年、国の施策によって、住み慣れた地域で自分らしい生活が送れるように包括的に医療・介護を提供する地域包括ケアシステムが提唱されていますが、森山グループでは、以前より健康・医療・福祉にかかわり、包括的に医療・介護を提供をしています。その中で当院では医療と介護をつなぐ部門として地域ケア支援センターがあり、入院から退院までの相談業務に関わる医療相談室と在宅療養を支援する居宅介護事業部によって構成されており、患者様や地域の皆様の生活を支える役割を持っています。

また、地域社会での生活で介護を必要とする方々だけではなく、まだ病院とはかかわりが多くない方も気軽に当法人を利用して頂けるよういろいろな取り組みを行っています。その中に地域住民の方をお招きして、職員による日常で役に立つようなちょっとしたお話や和気あいあいと皆さんでお話ができる、『ふれあいサロン』や、介護予防リハビリテーションセンターが主体にリハビリに関わる団体と共同し、リハビリ体操指導士を養成する講座などの介護予防事業を展開しています。

さらには、職員の質の向上のために教育・研修の充実が必要不可欠です。平成23年に全部署を対象とした教育・研修を行うために教育委員会が設置されましが、より強化を行うため、平成29年2月に教育管理室が設置されました。前看護部長である澤向教育管理室長を中心に職員教育を充実させて病院としての質を向上させています。

そして、医療提供体制は常に強化をしていかなければなりません。平成29年4月にはリハビリテーション科専門医である森泉茂弘副院長に加え、脳神経外科部長である林恵充医師がリハビリテーション科専門医を取得され、整形外科分野、脳神経外科分野に精通したリハビリテーション施設として地域貢献を行っています。

また、平成30年5月には、検査機能の強化を図る目的に16列マルチスライスCTの導入を行い、病気の早期発見・診断の強化に努めています。

そして、当法人は令和元年9月より社会医療法人という公益性の高い医療を担う法人として認められ、地域社会・医療を支えるために、さまざまな病院、施設、介護事業との連携・運用を行っています。社会医療法人元生会では森山グループの中核である森山病院を中心に、当院は、他職種協働で地域住民の皆様への支援を開始し、森山病院と連携を図りながら、地域の皆様が安心して生活できるよう、さまざまな施設、事業、分野へとつなげる働きを模索しています。市内の医療機関と強力な連携を行うため、脳卒中地域連携パスへの取り組みやたいせつ医療ネットへの参加などを行い、地域に根差し、安心した医療・看護・リハビリ・在宅医療・介護を提供する医療機関としての道をこれからも進みます。

年表出来事          
平成27年2月日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)よりNST稼働施設として認定更新
平成27年11月  北彩都地区への森山病院新築移転公表
平成28年3月福祉村サテライト診療所閉所
平成28年9月交雄会グループより愛生会病院を事業譲渡され、医療法人元生会愛生病院として開設
平成28年11月 平成28年度第1回元生会地域連携室研修会開催
平成29年2月教育管理室開設
平成29年4月脳神経外科部長 林恵充医師がリハビリテーション科専門医取得により、リハ科専門医2名体制に
介護予防リハビリテーションセンター開設
平成29年6月平成29年度第1回元生会地域連携室研修会開催
平成29年9月日本栄養療法推進協議会(JCNT)よりNST稼働施設として認定更新
平成30年5月16列マルチスライスCT導入
平成30年10月元気の森サテライト開設
令和元年8月旭川赤十字病院との脳卒中地域連携パス患者受け入れ開始
令和元年9月医療法人社団元生会から、社会医療法人元生会に移行
令和2年3月福祉村デイサービスセンター閉所
平成27年~令和元年までの5年間

私たちが20年間歩んでこられたのは、皆様方のご支援の賜物です

この感謝の気持ちはこれから森山グループの力として地域の皆様へ貢献することでお返ししていかなければなりません。

今年度、当法人及び本院である森山病院は、健康・医療・福祉を一元的に提供するウェルネスセンターとして北彩都地区に新築移転します。その中で森山メモリアル病院は、当法人の役割に対する地域の皆様のご期待を裏切ることなく、森山グループの一員として、理事長・院長を中心に職員一丸となって真摯に謙虚に日々努力を惜しまず進んでいきます。これからも何卒よろしくお願い致します。

職員一同